北島康介の金メダルは勝負脳にあり
<勝負脳>の鍛え方……勝負を決める脳がある
朝日新聞(2008-09-14)より
8月11日,北島康介選手が金メダルととったのち,注文が殺到,在庫の千冊が1日でなくなった。著者が講師として,北島選手をはじめ日本水泳陣に闘うときの心構えを伝えたことが話題となった結果だ。これまでの部数が1万8千部,金メダル効果で,この1か月でその4倍の7万2千部にもなっている。
著者は脳神経外科医で,オシム監督が受けたことでも知られる脳低温療法の開発者。
マラソンで相手に抜かれた選手が急速にペースを落とすのは,脳がダメージを受けるためといい,勝負と脳は深いつながりあるそうだ。ここいちばんの場面では,「最初から100パーセント集中せよ」「脳の疲労は勝負の大敵」「勝負の最中にリラックスするな」などと,脳の仕組みを説明しながら闘い方を指南している。
「スポーツ選手以外の人にも,即効性のある本です」と担当編集の山岸浩史さん。読者は女性が5割。話題の本として読まれているほか,母親が子供の受験の参考書として,ビジネスマンが自己啓発書として買っている。「自分のヌルさを思い知った」といった若い読者からの感想も届く。
ちなみに,日本水泳界の課題は「ゴール際の弱さ」だった。
山岸さんによると,それを克服するのには,「猛練習をして脳に高速道路を造ること。ただ,本番では,ゴールを意識した瞬間に,その高速道路は消えるので安心しないように」と,著者は水泳陣に伝えたのだという。
「決定力不足のサッカー代表にこそ絶対必要だ」という声も届き,水泳界以外にも勝負脳が波及している。
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<勝負脳>の鍛え方林 成之・講談社現代新書・735円
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この本の詳細なデータ
- ISBN
- 978-4061498617
- タイトル
- <勝負脳>の鍛え方
- 巻
- ONLY ONE
- 作者
- 林 成之
- 定価
- 735
本の紹介文や目次など
内容紹介
スポーツで、仕事で、勉強で、あなたがいままで負けていたのは脳の使い方が悪かったからだ。人間の脳の仕組みを知り〈勝負脳〉を鍛えて人生を変えよう。
もう負けたくない! 脳外科の第一人者が贈る強く、しぶとく戦うための処方箋。
目次
- 序 章 脳を知れば勝てる
- 第一章 脳はこんな働き方をしている
- 「意識」「心」「記憶」は連動している
- イメージ記憶とは何か
- こうすれば頭はよくなる
- 第二章 これが勝負脳だ
- 「心・技・体」の落とし穴
- 勝負脳を全開させる九つの秘訣
- 人間は勝負を通して成長する
- 第三章 「心・技・体」を科学する
- 試合に勝つための「心」
- 試合に勝つための「技」
- 試合に勝つための「体」
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